アリスのUSBパワードアイソレーター(UPI−1)製作マニュアルアリス 「PCとUSB機器を電気的に絶縁するデジタル・アイソレーターの基板キットです。 また、USB機器(バスパワー)に良質なリニア電源を供給することができます。 電源トランスを使いやすいように整流ダイオードの実装ができます。 電源入力はAC(交流)とDC(直流)を切り替えられるようになってます。 最大出力電流もUSB規格の0.5Aから1A程度へとパワーアップします。(それ以上も可能) DAコンバーターとPCの接続に使っていますが音質が緻密で滑らかになり、かなり良くなりました。 バスパワーのDAコンバーターにはもっと効果があるでしょう。」 みみずく 「USBデジタルアイソレーターのICチップADuM4160を使っている。 アリス 「PC側の設定も必要ないですし、もちろんドライバーソフトも不要なので簡単に使えますね。」 ※ASIO機器で実験したところUSB1.1の12Mbpsで動作しました。 【キットの頒布について】 ご注文についてはオーダーについてをご参照下さい。
【キットの組立て】 アリス 「特に難しいことはありません。 みみずく 「強いて言えばICや電解コンデンサーの向きを間違えないことだな。」 アリス 「実装例を載せておきますので参考にしてください。」 アリス 「ICの周辺のパスコンと抵抗、ジャンパーポストを実装しました。 アリス 「ケミコン(電解コンデンサー)とUSBコネクター、ターミナルブロックを実装しました。」 アリス 「最後にレギュレーターをのせて完成です。 【電源の供給について】 アリス 「電源の供給はどうすればよいでしょう?」 みみずく 「基本的には9Vを供給することを考えるとよいだろう。 アリス 「AC入力を使う場合には電源トランスが必要ですよね。 みみずく 「そうだね、9V用で電流値1A以上のトランスであれば何でも使えるよ。 アリス 「お手軽にトランス電源を使いたいときには千石電商のトランス電源アダプター9V800mAをDC入力につなげばOKですね。」 (DC:直流入力) (AC:交流入力) 【キットの使い方】 アリス 「基板の写真と概略の回路図、パーツリストです。」 ※クリックするとPDFが立ち上がります。 みみずく 「ジャンパースイッチのことを説明しておこう。」 ・JP1:電源入力のDCとACの切り替えを行なう。 ・JP2:USB電源の過電流保護のためのポリスイッチの有効無効の切り替え。 ・JP3:USBアイソレーターICの下流側電源(3.3V)の遮断を行なう。 アリス 「レギュレーターにminiReg2やopeRegなどの電圧可変型を使用したときは みみずく 「そうだね。USBケーブルは接続せずに、JP3にジャンパーピンを取り付けた状態で行なう。 アリス 「基板上の3.3V、5V、Gとかかれたホールでそれぞれのレギュレーターの電圧を測定できます。」 みみずく 「それと、電解コンデンサーはパーツリスト指定以上の耐圧であれば静電容量について特に決まりは無い。 アリス 「電圧が正常ならUSB入力にPCを、USB出力に愛用のUSB機器をつなぐだけで使い始めることが出来ます。」
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