【 大出力リニア電源プロジェクト:大電流のリニア電源をつくるには? 】
アリス 「定電圧レギュレーターのminiReg2、opeReg、LED.Regで扱える電流は最大で1Aくらいまででした。
放熱器に3W用の小型のものを使う想定でしたのでレギュレーターのドロップ電圧を3V程度として
発熱量を3Wに制限すると出力電流は自動的に1Aまでに制限されてしまいます。
三端子レギュレーター互換形状として作っているのでその程度でいいかな?と思っていました。」
アリス 「AL3886FMCにはそれよりも大きなレギュレーターが必要でした。
設計上、発熱量は最大で30〜40Wを見込みましたのでRegシリーズをそのまま使うには実装上無理があります。
そこで、パワートランジスターを分離して実装することにしたところ、これが大変うまくいきました。」
アリス 「今回はこの考え方をもう少し進めて大電流での良質なリニア電源を実現できないかと目論んでいるわけです。
この件でみみずく先生にアドバイスを聴いてきました。」
(みみずくメモ)
・出力10A程度までならいいけど、それ以上の電流ではデバイスを並列にしたほうがいいかもね。
・大電流になればなるほど大きなデカップリングコンデンサーが必要になる場合も多い。
・そうすると突入電流(ラッシュカレント)の問題も大きくなる。その対策も欲しいところ。
アリス 「つまり、10A以下の電源と、それ以上の電源と、
大量のコンデンサーを投入しても問題が起こらない仕組みがあればいいわけです。
というわけで、こんな感じに考えていきます。」
@出力電流10Aまでの中型リニアレギュレーター 基板アートワーク開始
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